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クラウドファンディング


こんにちは、静岡市葵区の弁護士の浅野智裕です。

今回はクラウドファンディングの話をしたいと思います。

先日、亀田倫子弁護士がタトゥー裁判の裁判費用をクラウドファンディングで集めたことで話題になりました。

また、映画「この世界の片隅に」の資金集めにもクラウドファンディングが利用されたようです。

クラウドファンディングはごく大雑把にいうとインターネットを利用して多数の方からお金を集めるという手法のようです。

しかし、細かくいうとクラウドファンディングにも色々な型があって、それぞれ性格も異なるものになっています。

1つ目は寄付型
寄付型とは文字通り寄付を募るものになります。リターンがお礼の手紙などの場合もこの部類に入ると思います。亀石倫子弁護士が行ったものも寄付型になると思います。小さな金額であれば個人でも支援を受ける側で利用できる可能性があると思います。

2つ目は購入型
購入型は文字通り売買になります。拠出した資金に応じて相当対価の物品・サービスなどを受けとる形式になります。企業であれば、特定のコンセプトの商品開発に用いられたり、純粋に新商品開発にも利用できると思います。一般人の側からは、面白い商品などにお金を拠出して、商品を受け取るなどの利用法が考えられます。

3つ目は金融型
こちらは、お金を貸し付けたり、出資をしたりするものになります。文字通り金融関連の規制がありますので、お金を集める側で個人で利用するのは困難になります。一般人であればお金を貸し付けたり、出資してリターンを得ることが目的になります。もちろんお金の拠出先の倒産などのリスクに気を付けなければなりません。

以上のとおり一口にクラウドファンディングと言っても色々な形態があって、それぞれ性格が違ったりします。一般人が利用する場合はもちろん企業の側でもそれぞれの特性を踏まえて利用方法などを検討したほうが良いと思います。