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「サブスクリプション」を読んで


こんにちは、静岡市葵区の弁護士浅野智裕です。

相変わらず読書の話多めです。読んだ本は「サブスクリプション」です。

近年、ビジネス界隈ではサブスクリプションという言葉が流行っていて、あちこちで見かけるようになりました。もともとはインターネット上のサービスでSaaS(Software as a Serviceサース?と呼ばれているようです)の料金設定の在り方だと思うのですが、近年はSaaSに限られず注目されてきています。

SaaSで思い浮かぶものはグーグルのサービスだったり、マイクロソフトのオフィスも一部そうですし、アップルミュージック、会計分野ではfreeeやマネーフォワードなども該当すると思います。大雑把に言うと、PCにソフトをインストールせずに、ネット上で動かす、クラウドに記録するというものになると思います。昔ながらのソフトはパッケージで買ってインストールして、PC上で動かすという形態ですから、SaaSは、ソフトを買わない、インストールしないというのが特徴になると思います。

そして、そういったSaaSの料金設定がだいたい月額制度になっていて、そういう設定をサブスクリプションというのだと思います。間違っていたらごめんなさい。

よく最近の流行りの言葉で「所有しない、利用する」というものがあります。物を買えば管理が必要になったり、アップデートなどがかかるわけですが、所有せずに利用だけするスタイルにすれば、管理やアップデートはサービス提供側で行うことになるわけです。

そして、本書はではSaaSだけでなく、色々なビジネスモデルにも応用可能性がある、実際に試行錯誤が始まっているとされています。

日本でもトヨタがサブスクリプションモデルを開始しました。

KINTO https://kinto-jp.com/

これは車を所有せずに、使用するというものです。レンタカーも所有せずに使用するのですが、レンタカーはあくまで一時的なもので期間は多くは数日となっています。トヨタのサブスクリプションは、年単位の契約となっていて、ずっと使用を継続することを前提としたモデルになっています。

このサブスクリプションモデルは、全ての業界でできるとは思いませんが、色々応用できると思います。こういったサービスが広がって、我々の生活が便利になっていけばうれしいですね。