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司法試験の思い出


今日まで司法試験だったようですね。

初めて司法試験を受けたのは10年前です。
今は少し制度が違いますが私の受験のときは、

1日目→3科目分2時間30分、2科目分1時間30分、2科目分1時間30分のマーク式
2日目→2科目分4時間、1科目3時間の論文式
(3日目は一日お休み)
4日目→2科目分4時間、1科目2時間の論文式
5日目→2科目分4時間の論文式

という時間割でした。
細かい条文知識の忘却はもとより、お恥ずかしながら、今PCやスマホ抜きでこれだけの時間集中できる気がしません。
2日目~5日目はとにかく文字を書きまくるので、お高い万年筆を使っている受験生もいましたが(※今はどうか知らないですが、当時、神保町の某店には「司法試験用ならこれ」と謳われていた万年筆があったのです。)、自分の場合は、書きやすさ、お手入れの簡単さ、値段的にも万が一に備えて複数本ペンケースに入れておけるなどの点を考慮して、ペリカンの「ペリカーノジュニア」という万年筆を使っていました。(参照:https://nemumimax.com/stationery/pelikano-jr/)(※別にペリカンの回し者ではありません笑)

 

試験で思い出すことといえば、

・とある論文式試験の直前に「〇〇なんて論点、絶対出ないと思うけどなあ~」と友人とヤマカケをしていたら、ドストライクで真正面から〇〇が出題されて友人からの失笑を買ったこと。あとから「試験の最中に笑っちゃったよ!」と怒られました。
・最終日の終了後、池袋の街並みが妙にキラキラして見えたこと(たぶん心情的に)
・試験と試験との間の休憩時間、「スラムダンク」を10冊以上横積みにして読んでいた受験生がいたこと。

です。

「スラムダンク」の一件はなかなかにインパクトがありました。
そりゃ名作だけれども!今……?休憩時間に読み始めても結局展開が気になるところで終わりませんか?
ってか、それだけ好きだったら試験場で読み返さなくても内容頭に入っているでしょうに笑
無駄に緊張せずに日常モードで試験に臨むのはどちらかといえば得意な方だという自負はあるのですが(※むしろそれだけで諸々乗り切ってきたフシあり)、さすがに「スラムダンク」を試験場に持ち込むという発想はありませんでした。そういうところが我ながらいかにも凡人ですねえ。
「スラムダンク」の彼は今ごろどこで何をしているのでしょうか。